ステレオ音源から歌声を消すボーカル除去ツール

ブラウザ内の処理だけで、手元の楽曲からカラオケ用のインストゥルメンタルトラックを素早く作成します。

🎤
楽曲ファイルをドロップ ステレオ音源専用(モノラル音源は無音になります)

音声はお使いのブラウザ内で処理されます。サーバーへアップロードされることはありません。

ボーカル除去の仕組み

ボーカル除去は、ステレオ録音の左右のチャンネル(LとR)を引き算する「位相キャンセル」という仕組みを利用しています。

一般的な楽曲では、メインボーカルは中央に配置されています。このツールは、左の波形から右の波形を差し引くことで、両方に共通して鳴っている音(主にボーカル)を相殺して消去します。すべてブラウザのWeb Audio APIを利用して処理されるため、外部のサーバーに音声ファイルが送信されることはありません。

低音域の復元と調整

中央に配置されている音はボーカルだけではありません。ベースやキックドラムといった低音楽器も中央に定位していることが多いため、単純な引き算だけではこれらの楽器の音まで一緒に消えてしまいます。

本ツールでは、指定した周波数(例:200Hz)以下の低音成分を元のステレオミックスから抽出して合成する機能を備えています。これにより、リズム帯の厚みを維持したままボーカルだけを効果的に取り除くことが可能です。

処理の限界と注意点

この方法は、左右のチャンネルにまったく同じ波形が含まれている場合にのみ機能します。そのため、ボーカルにステレオエフェクト(リバーブなど)が強くかかっている場合や、意図的に左右どちらかに寄せられている場合は、歌声が残ってしまいます。

また、処理後の音声は左右の差分をまとめた単一の波形となるため、必ずモノラル出力となり、元のステレオ感は失われます。モノラル音源を読み込んだ場合はすべての音が消えて無音になる点にもご注意ください。

よくある質問

処理後もボーカルの声が聞こえるのはなぜですか?

ボーカルに深いリバーブやコーラスといったステレオエフェクトがかかっている場合や、歌声が完全に中央に配置されていない場合は、左右の波形が一致しないため完全に打ち消すことができません。残響音だけが残ってしまうのはこのためです。

ボーカルと一緒にベースやドラムの音まで消えてしまいました。

ベースやキックドラムなども通常は中央に配置されているため、ボーカルと一緒に相殺されてしまいます。これを防ぐには、低音保持のオプションを有効にし、低音域を残すように設定してください。

処理したファイルが無音になってしまったのですが?

読み込んだファイルがモノラル音源である可能性が高いです。モノラル音源は左右のチャンネルが完全に同一であるため、引き算をするとすべての音が相殺されて無音になります。必ずステレオ音源をご利用ください。

最近よくあるAIを使ったボーカル分離ツールと同じですか?

いいえ、異なります。AIツールは機械学習モデルを使って解析・分離しますが、本ツールは左右の音声波形の引き算というシンプルな手法を用いています。完全な分離はできませんが、サーバーを使わずブラウザ上で瞬時に処理できるのが利点です。

出力されたファイルはステレオのままですか?

いいえ、モノラルになります。左右のチャンネルの差分を計算して1つの波形を作り出しているため、ステレオの広がり(定位)は失われます。

ツールの不具合や改善案はありますか。 フィードバックを送る